精油の吸入による作用機序

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先日の日本生薬学会での佐藤忠章(東邦大・薬)先生の発表。精油を吸入するといくつかの経路で作用が発現する。まずひとつはよく知られた神経学的伝達経路(→心理効果)。もうひとつが薬物学的伝達経路(→薬理作用)。こちらはさらにふたつ分かれてまずは血液脳関門を経由するルート。もうひとつが鼻腔からの直接的移行だ。薬物学的伝達経路はアロマの教科書にはほとんど紹介されていない。また今回の発表によれば精油成分の官能基によって脳内移行性が大幅に異なることが明らかになった。例えば1,8-シネオールは脳内移行性が高い。しかも単一成分と複合成分では当然のことながら移行性が異なる。植物とヒトとのinteractionは本当に奥が深い。
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by yashihaJournal | 2016-10-08 20:45 | @椰子葉