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薬剤師はどっちの味方か?

医療系の学会のテーマというのは「次世代の〜」とか「〜新時代」ってのが多い。京都での日本医療薬学会のテーマは「明日を創るチーム医療」。だいたい年に1度だから日々の業務から解放され将来に向けてビジョンを明確にし、現地点との解離を明確にする意味ではよいのだが実際のところ医療は旧態依然としている。 薬剤師の将来を突き詰めていくと薬剤師は誰の利益代表かに行き着く。製薬会社か病院か?はたまた患者なのか? 老人に15種類もの薬を処方する医師やそれを看過する病院に代わって患者のために意義申し立てをしないなら薬剤師など必要ないだろう。医薬分業が進もうと分業の目的=専門性のちがいによる処方の批判的吟味がなされなければ意味がない。医療費削減に向けて近い将来、「薬剤師無用論」がでてくるにちがいない。もう価値のない仕事が成立するほど世の中は甘くない。
by yashihaJournal | 2016-09-07 17:40 | 未分類